認知症による徘徊と保護

 

 認知症が原因とみられる行方不明者届は10,322人、その中で死亡確認388人、不明のまま258(2013)

背景には、長寿大国日本、単独世帯の増加、人間関係の希薄化、認知症医療問題、個人保護法の壁等があります。

 私は議会活動の中で、社会における「認知症問題」を大きなテーマの一つとして取り組んでいますが、課題は山積しています。しかもそのほとんどは未だ解決の途にありません。

 

 広域迅速な捜索体制の確立を!

 

まずは、いざ行方不明となったときの迅速な捜索体制についてです。制度や仕組みがある訳ではなく、行政機関、警察、消防、自治会、マスコミ等の役割や緊急連絡体制は、いまだに明確になっていません。

人命のかかった課題です。県下の広域で、多くの人の目で不明になった人を探すことの出来る仕組み作りを急がなければなりません。

市議会、県議会の中で、2009年から行政の取るべき施策について一貫して質問や提案をしているところです。

全国的にもやっと徘徊による人数の統計が取られるようになってきたところですが、今後も「認知症になっても安心できるまち」を目指してがんばります。